
トップ > 歯周病予防・治療について
先日、長期間ブラッシングができない環境が続くと肺炎になりやすいと報道されていました。
口の中の細菌が肺炎の原因になることが最近の研究でわかってきました。65歳以上の高齢者の死因の6割以上を占める肺炎のうち、主な原因となっているのが、唾液や飲食物が誤って気道に入ってしまう「誤嚥;ごえん」です。
歯と歯茎の境目;歯周ポケットに食べかすがたまるとそれを餌に細菌が増殖します。細菌が作る毒素により歯茎に炎症;出血、腫れ、痛みなどがおこります。歯周病が進行するとさらに歯周ポケットが深くなり、食べ物がたまりやすく細菌が繁殖しやすい環境になります。お口の中の細菌の量が多くなると、誤嚥により気道に入る細菌の量が増える可能性が高くなります。その結果、肺に歯周病菌が入り込み、肺炎;誤嚥性肺炎を引き起こすと考えられています。高齢者は体の防御反射;咳やむせるなどの動作がおこりにくく、誤嚥したことを周りの人が気づきにくくなっています。肺炎の症状が出てはじめて気づくことも多々あります。ですから、誤嚥が起こると想定し、お口の中の細菌量を減らすことが重要になります。
歯磨きができない環境が続く時には、こまめにうがいをする、誤嚥しないように少しの量をゆっくり咬んで食べるなどの工夫をすると良いでしょう。ご自分で歯磨きができない場合には、周りの人がお口のケアをすることが大切です。例え、食べ物を口から摂っていない場合でも、お口の中の細菌は増えます。歯と歯茎のお掃除をすることをお勧めいたします。
歯周病は歯周組織の破壊によりおこります。
●具体的には?
・歯ぐきから出血する
・歯が動揺する
・歯ぐきが腫れる
などの症状が出ます。
●どうして歯周病になるの?
原因はプラーク;歯垢です
健康な歯ぐきはコラーゲン線維が多く、炎症細胞はあまりありません。
プラークと近接しているところに炎症が起きます。
→歯ぐきのコラーゲン線維が少なくなっていき、炎症細胞が増えていきます
→骨が減少していきます
●歯周病を治すにはどうしたらいいの?
→歯周ポケットのプラーク、歯石を除去するのが一番です。
しかし、頑張って磨いても歯周病が進んでしまう方がいます。
それは歯周病菌の数が多いからと考えられています。
当院では歯周病菌に効く化膿止め(抗菌剤)を服用し歯周病菌の数を減らした後、その状態を維持するための歯磨き剤を使用してもらいます。
■ペリオバスターN 2,100円
「成分」
精製水;活性イオン水を使用
ヒノキチオール;抗菌力が強く、抗菌範囲も広い
キダチアロエエキス;抗細菌作用、抗潰瘍作用を持つ。
殺菌作用で水虫の白癬菌を死滅させる
ヨモギエキス;止血、抗菌、消炎、鎮痛作用がある
にんじんエキス;代謝促進作用、血行促進作用がある
海藻エキス;血圧降下作用、育毛効果などがある
以上のように、天然の成分から抽出されたエキスを熟成し、除菌、抗菌などを目的に開発された製品です。
天然成分エキスによって、大腸菌や真菌(カビ)などに優れた抗菌力を持ち、安全性があります。
歯周病で、歯茎が赤く腫れている方や、汚れがつきやすい構造のもの;ブリッヂなどが入っている方などにお勧めです。
■ぺリオバスタージェルタイプ 2,500円
ジェルは歯ブラシにつけて使用します。ジェルの方が歯につきやすく、その場にとどまってくれます。
ただ、磨くのが苦手なかたは、歯ブラシが届かない部分に行きづらいのでお勧めしません。
よく磨き残しがあると言われるかたや、磨きづらい部分が多いかたには、液体タイプで浸透させる方をお勧めいたします。
●プラーク、歯石を取ってしまえば治る?
2ヶ月毎にメインテナンスをうけると歯周病の再発が起きにくいというデータが出ています。
当院では衛生士によるクリーニングを実施しております。
歯周ポケット内のプラーク、歯石の徹底除去
歯面研磨
フッ素塗布
口腔衛生指導
●インプラント(人工歯根)も歯周炎になる?
→インプラント歯周炎になります
同様にメインテナンスが重要です。
インプラント用の器具を使用してクリーニングをします。



